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2025年4月11日

皆さんは「瘀血」という言葉をご存じですか?

先日図書館に訪れたときに面白そうな本に出合いました(^-^)

山本巖先生の《瘀血をとって若返る》です。

皆さんも良かったら読んで頂きたいのですが、このブログで少しだけ紹介させて頂ければと思います。


人間の身体の60~80%は「水」でできています。なので身体の中の「水」がスムーズに流れることが非常に大事です。「水」というのは血液、リンパ液、間質組織液を指します。この聞き慣れない間質組織液がすごく重要で、栄養や酸素を身体のすみずみの細胞まで届け、同時に老廃物を回収して体内の汚染を食い止めてくれます。


よく運動することが大事といいますが、運動をすると毛細血管に血が通いやすくなりゴースト血管になるのを防いでくれます。間質組織液は、血漿が毛細血管の壁にある穴から出たり入ったりするものなので、血流が良くなると組織間液の巡りも良くなりどんどん老廃物を回収してくれます。


もちろん汚れるもとを作らないことが大事です。暴飲暴食したり添加物が多いものを摂ると処理しきれない老廃物がどんどん蓄積していきます(*_*)たまに暴飲暴食しても続けないことが大事です。


肥満になり身体が大きくなると毛細血管もその分長く伸びて心臓に負担がかかり、血液の流れが悪くなれば間質の水の流れが悪くなり瘀血を招きます。瘀血の「瘀」という字は「停滞」という意味で、血の滞り、血の流れが悪くよどんだ状態を指します。「水」の流れが滞ったり汚れてしまうことが瘀血の本質です。


瘀血が引き起こす症状は数え切れませんが、代表的なものとして、冷え性、肩こり、皮膚病(シミやそばかすも含む)、頭痛、めまい、薄毛、ドライアイ、難聴、アレルギー性鼻炎、免疫疾患、糖尿病、自律神経失調症などなどたくさんあります。難病の背景にも必ず瘀血というものがあります。


人も動物も同じです。なるべく体に汚れをためないように、心身ともに健やかであることが大事です。ストレスは自律神経の危機をもたらします。ストレスがかかると交感神経が活性化して副腎から糖質コルチコイドが分泌されます。糖質コルチコイドは糖質代謝に変化を及ぼしコレステロールや中性脂肪、尿酸、赤血球、血小板などの増加を引き起こし、血液がドロドロになり瘀血状態になってしまいます。一方副交感神経は身体の再生を促してくれます。副交感神経は睡眠中に一番働いてくれるので、しっかり寝ることがすごく大事なのです。


でも生きていれば瘀血はたまってくるものです。美味しいものを食べたいし、お酒も飲みたいし、運動はなかなかできなかったりします。そんなときには、ちゃんと瘀血をとってくれる漢方薬があるので上手に使っちゃいましょう(^^)/

駆瘀血剤として有名なものは、桂枝茯苓丸や当帰芍薬散などがあります。体質によって選ばないといけないので、適当に飲んでしまうとかえって身体に害を及ぼすことがあります。必ず専門家の意見を聞いてくださいね。動物も飲めますが、胃腸が弱かったり、高齢であったり様々なので、漢方に詳しい獣医師に相談してくださいね!


漢方は飲めないかも。。の場合でもできることはあります。鍼灸治療で瘀血をとることができますし、マッサージやストレッチで血流や組織間液の流れを良くして身体のお掃除を手伝うことができます。

病気になってから薬を飲むことも大事ですが、病気にならない身体づくりを人も動物も大事にしたいものです。


ちょっと難しい?話になってしまったので、全く関係ない写真を挙げてみます。

早く遊んでほしいと椅子の後ろにいてちょんちょんしてくるしんちゃん😝
早く遊んでほしいと椅子の後ろにいてちょんちょんしてくるしんちゃん😝

石切神社でひなたぼっこしてる亀さんと、立派なご神木です。



全く関係ない写真でした(笑)

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